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脳血管性うつ病 ブログトップ
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血管性うつ病について(15)講義のまとめ [脳血管性うつ病]

13回の講義「脳血管性うつ病」のまとめです。

 

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脳血管性うつ病の概念と病態では、脳血管性うつ病の定義と発症要因について説明しました。

 

脳血管性うつ病の症状では、一般的なうつ病に比べ抑うつ気分が乏しく、意欲低下や活動性低下が目立つこと、本人の自覚症状が乏しいこと、患者さんご本人も周囲のご家族もうつ状態を見逃しやすいので注意が必要であることなどを話ししました。

 

遂行機能障害とその評価では、遂行機能障害の定義と遂行機能障害の評価に用いる神経心理検査を紹介しました。

 

脳血管性うつ病の治療では抗うつ薬での薬物療法の必要性と心理的アプローチ及び環境調整の必要性についてお話ししました。

 

脳卒中後うつ病は、脳卒中後の身体機能や認知機能の改善に影響するだけでなく患者さんの QOL や長期生存にも関連する重大な問題です。早期に適切な介入と心理的ケアを行うことが重要です。

 

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これで、このシリーズは終わりです。記事をお読み頂きありがとうございました。

 

 

それじゃ~また


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(14)脳血管障害の再発予防 [脳血管性うつ病]

三、脳血管障害の再発予防

 

最後に脳血管障害の再発予防を行うことが重要です。

 

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病態の種類にもよりますが、抗血小板療法など予防的薬物療法の継続が必要になる場合があります。

さらに危険因子の管理をし、再発を防ぐことが重要です。

 

高血圧にならないように血圧をしっかり管理すること、血糖値をコントロールし糖尿病を併発或いは悪化させないこと、禁煙の継続、メタボリックシンドロームにならないよう適切な運動習慣食生活に注意して肥満にならないようになど注意が必要です。

 

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これは皆さん日頃心がけておられることですね。年末に再度確認しておきましょう、ということで。

 

それじゃ~また。


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(13)脳卒中後うつ病の治療 心理的アプローチ-2 [脳血管性うつ病]

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3つ目は「認知行動療法」です。


うつ状態になると自分自身、周囲の環境、将来などに対して悲観的、否定的な受け止め方、思考パターンを取りやすくなります。


 


うつ病を引き起こす思考パターンを見つけ出し、悲観的、否定的な物事の受け止め方や考え方の癖を修正していくのが認知行動療法です。


 


その中で自分の気分をコントロールする力を強化し、うつ状態の改善と再発予防を試みる治療法です。


 


具体的には、自分の否定的な思考パターンを思考記録をつけることで自己観察し、否定的な思考パターンが実際に正しいかどうかを検討し、現実的肯定的な認知の仕方を発見し新しい認知反応や行動パターンを見つけるものです。


 


こうしたことを日常生活の中で繰り返していくことで、考え方を少しずつ変えていくことが可能になります。


 


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4つ目は「環境調整」です。


脳血管障害の場合、特に環境調整は重要な対応になります。


患者さんのご家族や職場の上司など患者さんの日常生活を支えていく人たちに対して、患者さんの病状を理解してもらい対応の仕方や生活を援助する具体的な方法について話し合い協力を求めることが重要です。


 


最後に環境調整と合わせてご家族の支援を行うことも大切です。


患者さんのご家族は、患者さんの援助者であると同時に患者さんと共に、様々な心理社会的苦痛を抱えており、十分に配慮が必要な存在です。


 


従って介護にあたる家族の心理や身体的疲弊に関しても注意払い、治療や援助の対象であることの認識が大切です。


 


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それじゃ~また。


 


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(12)脳卒中後うつ病の治療-心理的アプローチ-1 [脳血管性うつ病]

二、心理的アプローチ

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■心理的アプローチ

 

次に心理的アプローチについてお話しします。重症身体疾患、特に生命の危機を伴う疾患の完治は難しく、障害が残り社会生活上の変化を余儀なくされる疾患に罹患するということは、それまでの身体的健康やそれによって支えられていた自信を失います。

 

さらに社会的立場や家庭での役割に変化が生じ、このような変化は患者さんにとって重大な喪失体験となります。

 

脳卒中の程度によって身体機能の低下が生じることで、今まで当然の様に行えていた日常生活動作が行えず、他者の手助けを必要とする状態は患者さんの自尊感情を著しく低下させます。

 

心理過程は、脳血管障害に限らず多くの身体疾患に伴う心理的問題の対応を考える際、念頭に入れておかなくてはいけない重要なテーマです。

心理的アプローチは以下の4点にポイントを当てて進めていきます。

 

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まず1つ目は「支持的心理療法」です。

 

まずは支持的な姿勢で 、患者さんに対応していく心理的な心理療法です。

最も重要なことは、患者さんの苦痛や困惑をよく理解することです。患者さんの気持ちに関心を寄せ、疾患が患者さんの心理や生活に与えた影響について、患者さんが抱えている感情の表出を促し、それらを支持的に、共感的に聴くことが大切です。

 

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2つ目は「心理的教育」です。

 

心理的教育アプローチは目的は、疾患や治療に関する正しい医学的知識情報を提供することと、不確実な知識や理解から生じた誤解や思い込みを訂正し、誤解から気にしている不安や心配を軽減することです。

 

患者さんに正しい医学的知識を提供することは、患者さんが自分の病気を受け入れる手助けとなり、誤解による無用な不安を軽減させる働きがあります。

 

特に高齢の身体疾患患者さんは心理士から心理的援助を受けること自体に抵抗があり、心が弱いと判断されたくない、周りの人にカウンセリングを受けていることが知られたら恥ずかしいなど、様々な誤解や偏見を持っている場合があります。ゆっくり話を聞きながら誤解を訂正し安心して心理的援助を受けてもらうことが大切です。

 

また心理教育のなかで脳血管障害の危険因子に関する情報を提供し再発予防のための生活指導を行うことも重要です。

 

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それじゃ~また。


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(11)脳卒中後うつ病の治療 薬物治療 [脳血管性うつ病]

いよいよ、「脳血管性うつ病治療」についての話しです


 


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脳血管性うつ病の治療は大きく分けて3つの方法があります。


 


1.薬物治療


2.心理的アプローチ


3.脳血管障害の再発予防


 


1.薬物治療


 


まず薬物療法としては、抗うつ薬が第一選択になります。特に選択的セロトニン再取り込み阻害薬SSRI は、2004年以降の脳卒中治療ガイドラインでも脳卒中後うつ病に対して投与が推奨されています。


 


脳血管性うつ病に対する抗うつ薬による薬物療法は副作用の出現や患者さんの合併症併用薬を加味して適切な薬剤を選択することが望まれます。


  


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次回は、心理的アプローチについてお話します。


 


 


それじゃ~また。


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