健常者を手本・基準とすることは正しいのか?(3) [片麻痺障害者として生きる]
片麻痺障害者の中にも同病者に対して、こんなこと言う人がいます。「 回復しないのは本人のやる気や創意工夫が足りないからだ。逆に私がこれほど回復しているのは、やる気や創意工夫の結果だ」と声高に主張する。
こんな人は障害が軽いため、そもそもリハビリ施設で過ごした期間が短いのです。ですからリハビリしている 多くの患者を見ていないのです。長くリハビリ室に通い同病者や脊髄損傷等の多くの患者を見てみると、 非常に 障害が重い場合に健常者風に歩くなどというのは 単なる絵に描いた餅にすぎないことは一目瞭然です。
脳卒中片麻痺でも、膝関節も、足首関節も、自ら曲げられない重度の障害者が、まっすぐ前に足を出すことは困難を極めます。
普通の人の歩行時の歩幅は「身長-100cm」程度が普通のようです
こんな記事が出ました 。自分の歩幅はは75cmで身長マイナス100よりも5センチ長く、身長の訂正が必要。脳卒中ブログ村では歩幅40cmの人が多く(私は40cmと書いています)それなら 身長は140cmになる というような記事です。 こんな人間性疑われる腐ったことを堂々と書く輩が脳卒中ブログ村にいるのです。
世の中には低身長で悩まれている多くの方がいることに考えが及ばない人は、もはや同じ障害者と呼べません。
私は失礼ながら、この人の記事を何度も批判してきました。後遺障害が非常に軽く、その上から目線の言動は脳卒中ブログ村にはふさわしくないと何度も指摘してきました。でも優越感を満足させてくれるので離れなれないのです。障害は軽くても、きっと淋しい生活をされているのでしょう。
しかし、健常者を基準としてこんな事を言うことに、何の益があるのでしょうか!?
それじゃ~また
遠藤滋の歌(5)相模原障害児殺傷事件に寄せて 己こそ切らるる恐れ感じてや より弱きらを・・ [映画・音楽・美術]
遠藤滋の歌(5)相模原障害児殺傷事件に寄せて
遠藤滋さんの歌の紹介(5)です。これはNHKEテレで「えんとこの歌 寝たきり歌人・遠藤滋」として2018年7月28日(土)に放送されたものに基づいてその歌を紹介いたします。
トレッドミルによる歩行リハビリ(3)初日 [リハビリ、入院・通所]
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トレッドミルによる歩行リハビリがいよいよ始まりました。
今回の入院では、ロボットリハビリの有用性を証明するためロボットリハビリ(写真左)と、トレッドミルでリハビリ(写真右)する人間を2つに分けにデータを取ります。どちらを選ぶかは公正を期するために抽選になります。
私は抽選でトレッドミルになりました。前回はロボットで、今回はトレッドミルを希望していましたので、ラッキー!良い方に当たったと思いました。
初日は時速1.6 km を20分、小休止を挟んで2本やりました。普段歩くスピードより多少早く感じます。距離に換算するとは1.0kmになります。
前回のロボットは、同程度のスピードで、最初は一日450m程度(150m✕3本)でしたので倍以上の距離を歩いたことになります。ロボットの場合は麻痺足の膝も曲げてくれて脚も前に引っ張ってくれますので楽ですが、トレッドミルの今回は全て自前です。
それで脳の疲労感が半端ではないのです。トレッドミルリハビリ終わった直後は、頭くらくらで、セラピストに支えられなければ歩けないのです。
この後、理学療法士(PT)の実習生に15分程度ストレッチをしてもらう予定でした。そのベッドまでの数mをセラピストに支えられ何とか歩きました。
ストレッチ後、病室まで歩いて帰った時、多少歩行しやすく感じました。初日にしては上出来です。
それじゃ~続きはまた。