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極私的地方の町訪問(1)四国 観音寺市  [メガネサルの息抜き話]

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「観音寺!」


その子はきっぱりと言い放った。ステーキハウスでアルバイトしていた20才の頃だ。そこにいかにも地方の高校から出てきたばかり、といった初々しい女の子が正社員で入ってきた。「あんたどっから来たんや」と私は尋ねたのだ。


世の中の全ての人が観音寺という街を知っている。知らない人などいるわけがないと言った自信満々、確信に満ちた声である。私はこれがものすごく印象に残った。


 


そのアルバイト先の同僚に、地元京都出身の M 君がいた。彼は後日、母校のR大学文学部の教授になるのであるが、この彼が、何とその観音寺の子に、ぞっこん惚れてしまったのだ。


私には、理由がさっぱりわからない。どうして、こんな田舎娘に惚れるんや 。それは今でも謎のままなのである。


M 君も私も中原中也の詩が好きで、中也の話もよくしたが、やはり知的な男である。そんな男が、ここまで惚れるのか! 


観音寺恐るべし。


初めてお客の前でステーキを焼いた時の、あの火照ったような、ほっぺ。

 

後日インターハイの陸上で棒高跳びに強豪校として観音寺第一高校の選手をたびたび目にするようになったが、「観音寺」のアナウンスを聞くたびに、なぜかこの女の子を思い出す。それで一度は観音寺を訪れたかったのである。その空気を吸ってみたかったのである。

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当然、何の変哲もない様に思える地方の町だ。ホテルに宿泊しそのホテルの和風レストランで食事した。ステーキハウスの若い頃の3人の姿が目に浮かんだ。ただそれだけの話しなのだが、なぜかあの頃の情景が忘れられない。


それじゃ~また

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