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【番外編】利用者のやすらぎめざして [通所リハビリ施設-突撃ルポ]

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いやぁ~感動しました


普段辛口な私ですが、この投稿には感動しました。まいりました完全に脱帽です。


これは神戸新聞に読者のページに2017年4月に記載された投稿記事なのですが、62歳の介護職に就いて、まだ1年余りの方。しかもパートでの勤務です。こんな逸材がいるなんて!ほんと驚きです。老人や障害者を子供扱いにする介護職が多い中で、「基本は老人に限らず人に対する尊厳と愛、目線と言葉遣いだと私は思っています」たとえ建前でも、なかなかこんなこと言えません。定員13人の小規模施設とのことですが、入所者の方がうらやましい。


この様な方は、きっとおられると思います。私も仕事など別の場所では男女問わず何人かこんな方に出会いました。目立たず、大して報われているとも言えない一民間人なのですが、その他人に対する行動が圧巻です。「なぜ、こんなにも他人に優しくできるのか」「なぜ、こんなに他人に寛容でいられるのか」何度も圧倒された経験があります。別に宗教をもたれているわけではないのです。


人生後半はこのようにいきたいものです。


それじゃ~また

アンケートのお願い

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タグ:介護職
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(9)園児に貶(おとしめ)られない通所者になる [通所リハビリ施設-突撃ルポ]

それでは「園児」されないためにはどうしたらいいのでしょうか。

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我々は身体的弱者に過ぎないのに、うっかりすると子供扱いされ、それで黙っていると最終的には「園児」扱いにまで転落させられてしまいます。


なぜなら、その方が、扱いやすい人間だからです。扱う方が精神的なプレッシャーを感じずに気楽に扱えるのです。そして人間的に未熟な人ほど、その未熟な脳みそ故、我々を「園児」扱いしようとします。その対策を私なりに考えてみたいと思います。キーワードは「存在感」「個性」「楽しく、あったかい」です。

 


1.「他を圧倒する存在感がある人」は対策必要なし。


年配の方で、圧倒的存在感が備わった方がいます。一代で上場企業を築き上げた人、2世でない叩き上げの政治家などです。私も何人か、直接お会いして会話したことがありますがオーラがぜんぜんちがいます。その他にも芸術等で道を究めた人にもオーラがあります。


先だってテレビで、戦後ルバング島に30年間潜伏した小野田寛郎さんのドキュメント番組がありましたが、やはり圧倒的な存在感がありました。こんな方は何の心配もいりません。こんな人を「園児」扱いできるなら逆に相当の大物です。


ただ気を付けなければならないのは、勝手に「自分は存在感のある人間だ」と勘違いしているケースです。現実的にはこんなお山の大将が圧倒的に多い。会社や社会での地位イコール存在感ではありません。逆にこんな勘違いのひとは、誰が見ても最悪、忌み嫌われるタイプです。


私は、(口を開かなければ)従順な地方公務員にしか見えませんので、オーラはゼロ、残念ながらこの項目は当てはまりません。


そんな私のような圧倒的に多数の人たちのための方策を次に考えたいと思います。


2.最初から「いい人」になろうとしない。

「いい人」ほど、うっかりするとなめられてしまいますので注意が必要です。最初からいい人になろうとしてはいけません。さんざん言いたいこと言って困らせて、時々優しくが基本になります。

 

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3.思い切り個性的な人(一目置かれる人物)を目指す。


■個性の強烈な人

他を圧倒する所までも行きませんが、個性の強烈な人も軽く扱うことのできない人です。頑固一徹、自分の信念を曲げない。多少うっとうしい人物。これに多少ユーモアと、思いやりがあれば最高です。


■趣味を持っている人

絵画、和歌、書道など、長年趣味に打ち込んできた人はそれなりの個性を持っていると思います。しかし、単なるコレクターでは、オタクっぽさは感じますが、大人の存在感は感じません。我々片麻痺障害者の中で、左手一本で絵画や書道に打ち込む方おられますが、このような方は苦労した分大人の個性・存在感を獲得できる気がします。一目置かれる人物です。


■苦労を経験している人

子供の時や若い時にした大病、貧乏、失業などの苦労は人の器を大きくするといいます。

実業の世界において一代で大企業を築いた松下幸之助、早川 徳次(シャープ創業者)、あるいは作家の山本周五郎、藤沢周平などみな苦労人です。


そうすると我々脳卒中片麻痺障害者も人生の中途で大病を患い、懸命に障害と闘ったリハビリ経験を持っているわけですから、それなりの個性と存在感を獲得しているはずです。

この点は有利であるといえます。


大きな組織の中で、自分を抑制して長年生きてこられた人もそれはそれで立派だと思いますが、個性や存在感の点では、自分勝手に生きた人の方が強力だと思います。


4.「楽しく、あたたかい人」になる。


人と気さくに会話できユーモアのある人は存在感があります。自分の失敗談や、少々Hな話など歓迎されます。この点は社会的地位・権威があった人より、庶民を生きた人の方がよいと思います。


知識なども大して役に立ちません。特に学校の知識は学校以外では役に立ちませんので教授などは「お気をつけあそばせ」です。


「思いやり・さりげない気づかい」も強力な武器です。そのためには観察力が大事です。

さりげなく観察し、思いがけないような優しい言葉をかける。これは今すぐ訓練できます。


まだまだ出てきそうですが、実践あるのみなので、ここらあたりで一旦置きます。


                     じゃ~また


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(8)求められる理想的な通所者像はズバリ「園児」 [通所リハビリ施設-突撃ルポ]

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今回の通所施設(デイケア)に通ってみて私が感じた「求められる理想的な通所者像」について述べてみたいと思います。

 

ズバリそれは「園児」です。 保育園、幼稚園のあの「園児」です。

 

介護職員は園の先生になりたがっています。

我々を「チーチーパッパの園児」にしようとしているのです。自分たちにとって最も扱いやすい存在の「園児」にしたいのです。なぜなら(未熟な)自分たちでも余裕をもってコントロールできるから。しかも全面的・盲目的に敬愛される。実際あえなく園児にされてしまった哀れな人も多いのです。

 

私は、市内の2つの公園でリハビリ散歩しているのですが、環境が良いこともあり都道府県認定のこども園(幼稚園プラス保育所施設で最近姫路の園が新聞を賑わせた)がそれぞれの公園に隣接してあります。

 

先生の大きな声が良く聞こえるのですが、両園の先生達の園児への接し方は、驚くほどよく似ている。NHKの「おかあさんといっしょ」の世界です。

 

幼く体も頭も未熟な園児。それ故先生は、敬愛され尊敬される絶対的な存在です。まかり間違っても「先生のそのやり方、おかしいやん!」などと園児に指摘されることはありません。

我々を扱いやすい「劣った人」と思い込もうとしています。

我々は身体的に園児と同じように弱者であるがゆえに、頭も園児並みと考えられているフシがあります。いいえ頭も園児並みと思い込むことで、扱いやすい存在であると我々を思い込みたいのです。

 

社会経験豊富な成熟した大人は、我々障害者や老人を大人として扱えますが、未熟な人間ほど、我々を自分より劣った人間と思い込もうとする。その方が精神的に楽だからです。「大丈夫」「お気をつけて」を連発し自分の優位性を確認しようとするのです。

 

私は54歳で脳出血を発病しましたが、急性期リハビリを開始した当時、妻も子供も3人いるこんなおっさんを、20代と思しきセラピストの兄ちゃんがお子ちゃま扱いする。つい1週間前までふつうに仕事していたので、壊れた脳でも、ものすごく違和感を感じる。???です。

 

これが三週間あまり続いたので、さすがに「こら!ええ加減にせんかい!!」と大阪の上品なダウンタウン言葉で怒ると、「すいません言葉遣いに配慮がたりなかったです」と途端にしょげ返る。

 


次回はから、この不当な取扱いに、いかに対応、対抗すべきか、我々が目指すべき通所者像」は何かについて考えていきたいと思います。園児程かわいくない我々(「私は十分かわいい」と思われている方はごめんなさい)は対抗手段を考えておく必要があります。

 

それじゃ~また。 


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(7)最終日 (役に立たない)診断受けんといかんですか?  [通所リハビリ施設-突撃ルポ]

ある日スポーツメガネのPTが、ベッドに寝た私の腕を上げ下げ(関節可動域訓練)しながら言います。
 
 「通所リハビリ続けてもらうのでしたら、医師の診断を受けてくださいよ!」
 
 多少ましになったとはいえ相変わらず横柄な口調です。
 
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「どうしょうかな~」
 
「エッ!」
 
「だって診断するゆうても、この半年リハビリ室で一度も先生(整形外科医)見かけたことあらへんで。 
それで、ワシの何が診断できるんや!」
 
「イヤ、そうゆうことやなくて・・・」
 
「ほな、どうゆうことや」
 
「・・・・」
 
「ここ、万事がこの調子やないか。
ホンマにワシがこの半年で良くなったかどうか?
 ここのリハビリが効果があったかどうか?
本気で診断する気なんかないやろ!」
 
「・・・」 
 
「「変わったことないですか?これからも一緒に頑張っていきましょう!」
ワシそんな、おどけた話はもう聞きたないで!」
 
□■□■□■
 
私はすでに自己診断を済ませており、
この通所リハビリ(デイケア)をやめるタイミングを計っていました。

多少「関節可動域訓練」しますが、あとは
時間を消費するだけのリハビリに
週2回の貴重な時間を奪われたくはありません。

それに次は他の病院に入院してロボットリハビリを受けるつもりでいますので、
そのタイミングで退所するつもりでした。
 
これで、お世話になった他のPTや介護職の人たちとも、
きれいにお別れできると考えていました。

その後退所までの2週間、スポーツメガネのPTは、全く何も言わなくなりました。
私のような「お山の大将に平然と文句を言う、うるさい客」は
さっさと、やめてもらった方が都合が良いのでしょう。

いよいよ最後の日がきました。
私はお世話になったPTと介護職の方に、リハビリ専門病院で治療受けるためここは退所しますと告げました。
 
同じ通所仲間ともお別れです。これが一番残念です。

体操等で我々グループを指導する介護職Yさんは
 「メガネさん、通所者にいつも気を使ってくれてありがとう。
メガネさんが来てからみんなの会話が弾むようになったし、笑いが増えた。
ホンマ残念やけど・・・、そういう事情なら仕方ないわ」と言ってくれました。

もちろん、スポーツメガネのPTにも最後にお礼を言って、その場を後にしました。
 
彼?きょとんとした顔で何も言いません。

これで私の今回の通所リハビリ施設(デイケア)潜入ルポは終了です。
 
ただし私の全体を通しての感想と対策を次回から2回に分けて述べたいと思います。

そしてもちろんこれからも、これに懲りずいろいろな施設に潜入し
経験を積みながら知人を増やすつもりでいます。 
 
それじゃ~また。 

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(6)神経衰弱、容赦のない女性達 [通所リハビリ施設-突撃ルポ]

通所リハビリでは、脳トレと称して時々通所者とスタッフが一緒になって神経衰弱をします。
 
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私これ大の苦手。子供のころは割と得意だった記憶があるのですが。それに「しょうもないことは、ようおぼえとるなぁ~」と時々妻にも言われますし・・。

しかし通所施設では全くだめ。骨折で通っている70代女性とサシで勝負し毎回白熱戦になるくらいです(それもたいがい負けてしまう)。

ある日の神経衰弱は、私、元大工の庄さん、牛飼現役の玄さん。みなみさん、性格の悪いおばあちゃん、骨折で通っている女性、女性介護スタッフ2名の合計8名。カードもフルに並べられています。

女性たちは順調にカードを引き当てていきます。ところが中盤大分過ぎても庄さんも玄さんも全くゼロ、私もさすがにこの異変に気が付きました。2人の顔がだんだんこわばっていきます。玄さんは明らかに怒っています。

こうなると、「いかに2人にカードを引き当てさせるか」です。会話の中でさりげなく暗示するのですが効果なし、私など汗が出てきました。

所がスタッフを含め女性たちはそんな私の思いなど知らん顔、歓声を上げながら次々カードを引き当てていきます。

ゲームが終了した後、「メガネさん1、庄さん0、玄さん0、今回は男性陣あかんかったねえ~」と笑っています。

恐い!これが三好先生の言っていた「女中心の老後の世界」か。情けも容赦もない。女性の得意な世界に引きずりこまれ、子供扱いされ、嘲笑される。男の料理教室に参加した気分です。

それにしても、年齢の割に悲惨なのは私です。脳の前頭葉にも障害を負っているのか?元々頭悪いだけなのか?よくわかりませんが・・・。
 
それじゃ~また。 

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