Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...
So-net無料ブログ作成
検索選択
お勧め本 ブログトップ
前の5件 | -

拘縮ケアどうすればいいのか? [お勧め本]

 918434c4e977179f647c6477670f471c_s.jpg
これほど拘縮ケアのことを、理論的・体系的に、しかも写真と図表を多用してわかりやすく説明された本読んだのは、私初めてです。我々片麻痺障害者に重要と思われる箇所を抜き出します。

-----------------------------------------------

オールカラー 介護に役立つ! 写真でわかる拘縮ケア

オールカラー 介護に役立つ! 写真でわかる拘縮ケア

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ナツメ社
  • 発売日: 2016/09/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


■いつも同じ姿勢でいると特定の筋肉が抗重力筋として働き続け拘縮でしまうのです。
重力の影響を受ける筋肉は「抗重力筋」と言います。抗重力筋が緊張して全身が硬くなります。例えば寝たきりでいると、下側の筋肉が「抗重力筋」となり、短くなります。ほっておくと下側の筋肉だけが縮んで体反り返ります 。

■どのような場面でも筋緊張をいかに減らすかを常に意識することが大切です。

■片麻痺の人の拘縮予防には非麻痺側側の使い過ぎによる連合反応(注1)を防ぐことが第一です。生活期(維持期)以降は非麻痺側の負担を減らす配慮が必要。
特に立ち上がり起き上がり寝返りなどの動作時は負担がかかります。

■片麻痺で拘縮するケースでは装具の不使用が目立ちます。面倒だし、なくても動けると退院後に装着を怠る人が多いようです。今は良くても1年先2年先には、非麻痺側の機能まで無くしかねません。

■拘縮ケアには論的根拠が重要

筋緊張を 下げるための古典的方法に「揺らし法」があります。骨盤などを揺らすことで関節を動かしやすくするものです。学校で教わったという介護職もいます。しかし揺らすことでリラクゼーションが得られるか、その場合どのくらいの速度が適切かなど根拠となる情報が理解されないまま行われていることがあります。

■ストレッチやマッサージ、関節可動域訓練、電気療法、温熱療法なども同じ。拘縮改善の根拠が希薄で根本の原因である抗重力筋の影響を考慮していません。一時的に筋肉がゆるんだとしても、すぐに元に戻ってしまいます。ケアをするときは理論的根拠をよく考えた上で取り入れるようにしましょう。

----------------------------------------
如何でしょうか。本当に納得です。他にも「ベッドでのクションを使った正しいポジショニング」や「拘縮部を無理なく動かす方法」等解りやすく大変参考になりました。
 
ただストレッチやマッサージ等について、効果が一時的であることはよく理解できますが、私は寝る前にストレッチを行うと、筋肉の緊張が和らぎよく眠れます。他にも特に緊張の強い時がありますので、低周波治療はこれらも私は続けるつもりです。

しかし糖尿病に対するように、病院で回復期リハビリの入院中、本人や介護する家族に、拘縮の基本知識取得のための「拘縮ケア教室」などと称しレクチャが組み入れられても当然良いはずだと私は思います。
 
(注1)連合反応
右側が麻痺して動かなくなっていたとしても、左側の筋肉に力を入れるとそれに連動して、一見麻痺している側にも何らかの筋肉の収縮が起こることを連合反応と呼びます。
 
 
それじゃ~また。 

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(1) 
共通テーマ:健康

「脳卒中後の生活」 元気が出る暮らしのヒント [お勧め本]

 s-170098ac4cab98e7a527fcbd3d58cb72_s.jpg
これは、「同病の先輩から後輩へ」との副題通り、先輩たちの経験を後輩に伝える本です。
 
 単なる理論、机上の空論ではない。先輩から後輩への知恵の伝承であり、エールです。

「リハビリ体操」で我々になじみ深い太田仁史先生が監修されています。
  
 □■□■□■□■
 
まずは太田先生の前書きを紹介します。
 

脳卒中後の生活 元気が出る暮らしのヒント (今すぐ役立つ介護シリーズ)

脳卒中後の生活 元気が出る暮らしのヒント (今すぐ役立つ介護シリーズ)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 創元社
  • 発売日: 2005/10
  • メディア: 単行本


■この本の一番いいところは先輩の当事者の声が随所に書かれていることである。

ややもすると先輩の言葉は「自分はこうして良くなったから」といった
自分の経験を押し付ける傾向があるが、

ここに出てくる人達はそんなことはない。
やっとここまでたどり着いたことを正直に述べやっている。

中には当たる人もいればそうでない人もいるだろう。
しかし当事者社の言葉には偽りというのはない。

■片麻痺自立研究会の面々の座談会は一読に値する。
それは心理学といった学問体系に基づいた理論ではなく、
自分たちが今に至った心の軌跡が正直に語られていてなるほどと思うことが多い。

リハビリの臨床に携わる人達には是非を読ませたいと思う。

■ここに登場する人たちはリハビリの戦場を必死の思いで潜り抜けた人達である。
障害を持ってから新しい友人関係を築き、
さらに次のステップへの挑戦を試み落としている。
人間的にも素晴らしい成長を遂げた人達である。

□■□■□■□■

次いで、内容を目次に沿って簡単にご紹介します。

目次
第1章 脳卒中の知識と入院から退院まで 

第2章 後遺症とのつきあいとリハビリ  
・機能の回復だけがリハビリではない  
・一生続くリハビリ、リハビリの流れと内容  
・精神的後遺症
・退院後元気が出ない7つの理由を知ろう
・体調不良の悩み
 
・失語症1 タイプと特徴を知って失語症を正しく理解しよう 
・失語症 2 よりよいコミュニケーションのための家族の心得 
・失語症 3 失語症の人や家族が仲間と出会える場所

・外見から障害がわからない高次脳機能障害の問題
・元気が出る座談会 障害を抱えてどう生きていくか  
   
第3章 再発予防と元気に暮らすために
・リハビリメニュー 
・賢い家族になるために 
 共倒れしないための8つのポイント  
・仲間をつくろう 

第4章 脳卒中後の日常生活の工夫

第5章 経済面や生活を支えるサービス

□■□■□■□■

内容的にも素晴らしいものがたくさんあります。
このブログでも場所(コーナー)を変えてこれからご紹介できればと思っています。
 
  それじゃ~つづきはまた 


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

人は 生きるために生まれてきたのだから 大石邦子 [お勧め本]

彼女を初めてみたのは、テレビのインタビュー番組でした。

20170305-02キャプチャ.PNG

「静かな人」が私の第一印象です 。


もちろんインタビュー番組なので彼女は微笑みながら言葉豊かに語っているのですが、
私は、心の揺らぎが少ない、気持ちの安定した人の様に感じました。

実際の彼女の人生は壮絶なものです。20代でバスの事故により半身麻痺となり以降ずーと車いす生活です。本の執筆、講演会などの活動をされています。

もう多くは語りません。障害のある生活に疲れたら一度読んでみてください。

私からのアドバイスはただ一つ、「ティシュペーパーを横に置いて」だけです。特に前半部はティシュ減りが激しかった。 

人は生きるために生まれてきたのだから

人は生きるために生まれてきたのだから

  • 作者: 大石 邦子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2003/07
  • メディア: 単行本

 

 

 


タグ:精神・魂
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

「老人介護、じいさん・ばあさんの愛し方」三好春樹著 [お勧め本]

s-bmPGfEeHhs5juaw1485083454_1485083527.jpg
三好先生は別の場所で、この本への思い入れの強さを語られています。この本に登場するじいさん・ばあさんは、実際に三好先生が出会ってこられた超個性的な(それゆえ典型的な)老人だからです。その経験をもとに、「介護現場の不可思議な法則」を書かれています。私が印象深かった部分を私流解釈も加えでご紹介します。 

老人介護 じいさん・ばあさんの愛しかた (新潮文庫)

老人介護 じいさん・ばあさんの愛しかた (新潮文庫)

  • 作者: 三好 春樹
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2007/11/28
  • メディア: 文庫

◇年を取ると個性が煮詰まる。

年を取ると、人間が丸くなるどころか、人格が完成するどころか、個性が煮詰まるのだ。真面目な人はますます真面目に、頑固はますます 頑固に、そしてスケベはますますスケベに。私は自分の中に抱いていた勝手な老人像を壊されたが、なんだかホッとしていた。人間最後にこんな個性的になるなら若いうちから個性的に生きていけばいいんじゃないかと思ったのだ。

ただし、スケベがみんな嫌われるわけではありません。それどころか、適当なスケベは介護の女性にもひどく人気があるらしいです。ただし最悪は「むっつりスケベ」、これは忌み嫌われる。スケベで好かれるためには、遊びの年期も必要だということでしょう。
 
(メガネサル)スケベで好かれる達人級は今更無理としても、せめて女性が喜ぶソフトなスケベな話をたくさん仕入れ、猥談力は鍛えておきましょう。「何?それもできそうにない」そんな方は、「ほめ」をマスターしましょう。これタイミングが大事、髪型が変わった。服が変わった。変化を捉え女性を「ほめ」るのです。せめてこの技だけは日ごろから鍛えておきましょう。
 
◇あなたは自分の老いと付き合えるだろうか。老人が嫌いだという人は難しいかろう。
だってそれは未来の自分が嫌いだということだから。今老人とうまく付き合っている人は未来の自分ともうまく付き合えるだろう。老人と楽しく付き合える人は自分の老いとも楽しく付き合えるに違いない。 

◇老いとは、人間が近代という狭い枠から外れていくことである。いやそもそも若い世代も子供も進歩主義や発達至上主義、分析的な近代科学の枠の中には入りきらないものなのだ。 


◇「若さを失う」という価値観を含んだ(つまり若い世代中心主義)表現の代わりに。 「若さからから解放される」「若さから立ち直る」「老いを獲得する」と言った表現を提案しているのは哲学者の土屋賢二氏である。
 
「まず美的観点から見て老人の方が優れている。年を取ると動きに無駄がなくなり、映画館や新幹線の中を意味もなく走り回るような事はしなくなる。動きは必要最小限に抑えられ、場合によって必要最小限の動きもしなくなるほどである。
 
抑制の効いた、極端にまで無駄を排した動きは 能の美しさを思わせるものがある。無駄が切り詰められるのは動作だけではない。精神面でも無駄がなくなり余計な事にダラダラといつまでも覚えているということがなくなる。
 
さっきまで自分の話していたこととか、人の名前とか、自分の名前とか覚えるに値しないことを忘れるようになるのである。意識を適当に不明瞭にしたい時も酒の力を借りることはない。そのままでかなり朦朧としてくるのだ。(「われ笑うゆえに我あり」より)

われ笑う、ゆえにわれあり (文春文庫)

われ笑う、ゆえにわれあり (文春文庫)

  • 作者: 土屋 賢二
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 1997/11
  • メディア: 文庫

(メガネサル)ホンマに発想の転換、土屋先生見事です、多少悪乗りが過ぎますが(笑)。
片麻痺障害者になった時、精神的に苦しかったのは、長年この強者の論理である「進歩主義」や「発達至上主義」にとらわれ生きてきたからだと、今になるとわかります。この呪縛から一足先に、おさらばすることで、「弱さの強さ」は見えてくる気がします。


タグ:老い
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

強くなくてもいい「弱くない生き方」をすればいい  [お勧め本]

s-キャプチャ yume (2).jpg
バリアアリーの施設ととして有名になった山口県のデイサービス施設「夢みずうみ村」代表の藤原茂さん。NHKテレビの「プロフェッショナル」にも登場されたということで、ご存知の皆さんも多いのではないかと思います。今回はその藤原さんの著書です。早速私の印象に残ったところをご紹介いたします。
 
 

強くなくていい「弱くない生き方」をすればいい

強くなくていい「弱くない生き方」をすればいい

  • 作者: 藤原 茂
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2010/08/27
  • メディア: 単行本


◇弱さの特権
健康であれ、大切な人であれ、失ってみて初めて気がつくことがあります。
失うことは一見マイナスですが、新たな視点や発見を手にするという意味ではプラスの部分もあります。
今のような世の中ならなおさら失ったマイナスを減らそうとするのではなくプラスを増やそうとする姿勢が求められると言えます。
私はそれを「弱さの特権」と呼んでいます「弱さの強さ」とも言えるかもしれません。

「先生、私脳卒中になって本当によかたっわ 」

Aさんは、主婦の傍ら小料理店を25年経営、さらにがんの義母を看病しながら自宅で看取った人で、51歳で脳卒中に倒れ左麻痺障害者になられました。

そのA さんから不意に言われた私は「えっ?」と咄嗟に返す言葉が見つかりませんでした。彼女は一度きりの人生で病気を境に2人分の人生を経験できた喜びを口にされたのです
特に病後は、片麻痺の料理教室の先生、自身の闘病やリハビリ体験を人前で話す講演者、私と書いた本の共著者とそれまでとはまるで異なる人生を歩むことになりました。約19年間の第二の人生ということになります。それ以上に毎日のごくささやかな出来事の中に、生きている実感や生きる楽しみや喜びを発見して味わう感受性を彼女は見事に手に入れられました。

なんでもできる片まひの生活-くらしが変わる知恵袋

なんでもできる片まひの生活-くらしが変わる知恵袋

  • 作者: 臼田 喜久江
  • 出版社/メーカー: 青海社
  • 発売日: 2003/06/20
  • メディア: 単行本


◇ みずうみの村には、病気などで心や体に「障害」という「不自由」を抱えたけれどその価値観を転換して、生活の回復と人生の回復を実現した利用者さんがたくさんおられる 。

私達に求められるのは機能回復に限定されるものではありません。たとえ、自分が期待した通り機能が回復しなくても(ほとんどの方がそうだと思うのですが)コーピング・スキルズを高め、まず「生活の回復」をはかり、さらにそこを踏み台として生きがいがある「人生の回復」をめざす。「可能性に開かれた存在」として自分を認識しましょう!


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康
前の5件 | - お勧め本 ブログトップ